to不定詞の名詞的用法
to不定詞の名詞的用法(Noun use of to-infinitive)
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to不定詞の名詞的用法について考えます。
to不定詞を名詞的に使う場合の基本的な意味は、「~すること」(主語として使う) ですが、日本語に訳するときに、目的語や補語になる場合は、「~するのは(が)」と訳すこともあります。
1. 主語として
○ To teach is to learn.
「教えることは学ぶことです。」
○ To waste time is wrong.
「時間を浪費することは悪い。」
一般に、to不定詞を主語として用いる場合、”it” を形式主語(Formal subject) として、文頭に置き、論理的主語(Logical subject)としてその後に不定詞を置く形で用いる方が普通です。
第2例の場合は、
○ It is wrong to waste time.
と置き換えられます。
2.目的語として
○ I like to read novels.
「私は、小説を読むことが好きです。」
○ I want to see him.
「私は彼に会いたい。」
to不定詞が、”make”、”keep”、”leave” などの作為動詞(「・・・を~の状態にする」という意味を持つ)の目的になる場合、”it” を形式目的(Formal object) として、目的の位置に置き、不定詞は論理的目的(Logical object) として後ろに置く形で用いるのが普通です。
○ I make it a rule to take a walk every morning.
「私は毎朝歩くことを日課にしています。」
3. 補語として
be動詞の後ろなどで、用いる場合は補語として用いられます(第2文型)。
○ My delight is to travel.
「私の楽しみは、旅行をすることです。」
また、第5文型の場合には、目的語の補語として用いられます。
○ My father encouraged me to study abroad.
「父は、わたしに留学することを強く勧めてくれました。」
参考
英語ニューハンドブック 研究社
英文法の泉 http://www.e-bunpou.net/futeisi-meisiteki.html
ORG: 2017/10/9