be動詞+to不定詞

be動詞+to不定詞(be verb + to infinitive)

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be動詞のすぐ後ろにto不定詞を置くと、to不定詞の3つの用法(名詞的用法,形容詞的用法,副詞的用法)のいずれにも当てはまらない特殊な意味を持つ用法です。”be動詞+to不定詞” は、助動詞のように文に何らかの意味を足す役目があります。”be動詞+to不定詞” には、以下に示すように「予定」や「義務」など5つの意味があります。5つの意味は、文脈からどのように使われているか判断しなければならないことも多いです。

もっとも、これらの表現は、いずれも堅い表現で文語では時々使われるのを見ますが、日常会話ではあまり用いられません。

 

1.「予定」を表す

「~することになっている」、「~する予定です」のように、予定の意味で用いられます。この場合の”be動詞+to不定詞” は、近い予定を表す ”be going to” に書き換えが可能です。

○ She is to go to Nagoya on business this afternoon.
 「彼女は今日の午後仕事で名古屋に行くことになっています。」

上で述べたように、予定の意味での ”be動詞+to不定詞” は、”be going to” に置き換えることができます。

○ She is going to go to Nagoya on business this afternoon.

 

2.「義務」を表す

「~しなければならない」という訳され方をして、義務の意味を表します。義務の意味で用いられる ”be動詞+to不定詞” は、助動詞 “must” や “should” に置き換えることができます。

○ You are to deliver it to her by tomorrow.
 「あなたは明日までにそれを彼女に届けなければならない。」

この意味で用いられる場合は、”you” が主語として用いられる場合が多いです。意味的にはこの文の話者の意思で生じる義務を表しています。

この例文では、”are to” を “must” で置き換えることができます。

○ You must deliver it to her by tomorrow.

 

3.「可能」を表す

通常は否定の意味で「可能」の意味を表します。例えば、

○ The ring was not to be found.
 「その指輪は見つかりませんでした。」

このように、「否定文+受動態」”not to be p.p.” で使われることが多いです。

 

4.「意図」を表す

「~するつもりです」の日本語訳になるような、意図を表す意味でつかわれることがあります。この意味で使う場合は通常は接続詞 ”if” の後にくる場合は、”if + 主語 + be動詞 + to不定詞” の意味は「もし~するつもりなら」と訳されます。

○ If you are to succeed, work hard.
 「もし成功するつもりならば、⼀⽣懸命働きなさい。」

 

5.「運命」を表す

「~する運命にある」との日本語訳で、運命の意味を表す場合があります。運命の意味として用いられる頻度は少ないです。基本的に ”never” (決してない)を伴うと、「運命」の意味として用いられます。

○ He was never to return to see his hometown again.
 「彼は二度と故郷に戻ることはありませんでした。」

 

 

 

参考
英文法の泉    https://www.e-bunpou.net/futeisi-bedousi.html
参考書よりわかりやすい英文法解説  https://e-grammar.info/infinitive/be_to.html
weblio英語の勉強コラム   https://english-columns.weblio.jp/?p=6762

 

ORG: 2019/10/29