名詞の種類(Types of nouns)

名詞の種類(Types of nouns)

名詞は、まず大きく可算名詞(数えられる名詞)と不可算名詞(数えられない名詞)に分かれています。
また、異なる分類として、以下に示す、普通名詞、集合名詞、固有名詞、物質名詞、抽象名詞の5種類に分けられます。
英語の場合、名詞が単数か複数か、また特定されるものか不特定のものかを必ず示す必要があります。これが日本語と異なるところです。

これらの関係については、いろいろな考え方があるようですが、このサイトでは以下のように考えるのが簡単かと思います。

1. 固有名詞(Proper noun)

特定の人名、国名、地名、河川、山、天体、組織などを示す名詞で、大文字で書きはじめ、普通は複数形にしません。

(1)人名
   ”Milton”, “Dr. Smith”, “Taro”  etc.

(2)国名、地名
   ”Japan”, “India”, “Osaka”   etc.

   但し、複数形の国名の場合は、”the” を付けます。
   ”the United Sates of America”, “the Philippines” etc.
(3)艦船、飛行機
    “the Queen Elizabeth”, “the Kamikaze” etc.

(4)天体
   ”Mars”, “Jupiter” etc.
   但し、”sun”, “earth”, “moon”  などは、普通名詞として扱います。

(5)月名
   ”March”, “April” eyc.

(6)週日
   ”Sunday”, “Monday” etc.

2.普通名詞

同じ種類や種別のものがいくつもあり、形状や概念がある程度明確にできるものをいいます。集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞の何れにも属さないものを、一般的に普通名詞と考えます。

また、普通名詞はすべて可算名詞となります。つまり、不定冠詞(a, an)が付いたり、複数形になるのが通常です

(1)生物
   ”man”, “dog”, “tree” etc.

(2)無生物
   ”book”, “house”, “knife”, “fortune” etc.

3.集合名詞

同種の人や物が集合して、一つの種類などを表す名詞です。単数・複数の区別がありますが、単数形でも複数として扱われることがあります。

(1)集団を一体と考えるもの ・・・ 単数として取り扱われます。
   ”family”, “class”, “team”, “commitee” etc.

(2)集団を一体として見るのではなく、個々のものとして考えるもの ・・・ 複数として扱われます。
   ”family”, “people”, “cattle” etc.

ここで、”family” について、見てみましょう。

家族としては、一つの単位なので単数扱いになります。

 ○ My family was once in Hokkaido.
   「私の家族はかつて北海道にいました。」

一つの家族の中にいる人をそれぞれ個別の人としてとらえる場合は、複数扱いになります。

 ○ All my family engage in farming.
   「私の家族はみな農業に従事しています。」

一つの単位を家族・家庭として、これらが複数あることを表す場合、”family” を複数形”families” になります。

 ○ I know a few families in this neighborhood.
   「この近所のいくつかの家庭を知っています。」

4.物質名詞

液体、気体、固体の状態で存在するもので自然にできたものや人工的にできたものを問わず、物質の名前に使われる名詞です。単数・複数の区別はありません。

(1)液体
   ”water”, “milk”, “ink” etc.

(2)気体
   ”air”, “gas”, “oxygen” etc.

(3)原料
   ”wood”, “glass”, “iron” etc.

(4)食料
   ”salt”, “sugar”, “bread” etc.

但し、”potate”、”apple” などは普通名詞です。

また、物質名詞の数量を表す場合は、単数形に、”some”, ”much”, “little” などを付けます。

5.抽象名詞

物質の性質や、状態、動作などの抽象的なものを表現する名詞です。一般的には、無冠詞で単数形として扱われます。

(1)性質
   ”kindness”, “honesty” etc.

(2)動作
   ”exercise”, “punishment” etc.

(3)状態
   ”peace”, “war”, health” etc.

(4)学科
   ”English”, “physics”, “history” etc.

(5)運動競技
   ”tennis”, “running”, “baseball” etc

6.名詞の種類の転化

名詞の種類は、用いられる意味に応じて変化します。

固有名詞や、物質名詞、抽象名詞は、一般に不定冠詞を付けず、また複数形にはなりませんが、次の場合は普通名詞になったものとして不定冠詞を付けたり複数形にしたりします。

(1)固有名詞から普通名詞への転化
  (a)「・・・ という人」
     A Ms. Smith came in your absence.
      「あなたの不在中にスミスさんという人が来ましたよ。」

  (b)「・・・のような人」、「・・・のような土地」
     He is an Edison of Japan.
     「彼は日本のエジソンです。」

  (c)「・・・家の人」(夫妻、親子など)
    The Johnsons are staying at the Imperial Hotel.
     「ジョンソン夫妻は帝国ホテルに滞在しています。」

  (d)「・・・の作品」
    Did you ever read a Dickens?
     「ディッケンズ(の小説)を読んだことがありますか。」 

 (2)物質名詞から普通名詞への転化
  (a)種類
     teas and tobaccos (茶・たばこ各種)

  (b)製品
     ivories and bronzes (象牙細工と青銅品)

  (c)一部分
     He threw a stone at me. (彼は私に石を投げました。)

  (d)ある分量
     Give me a glass of milk. (牛乳を1杯ください。)

 (3)抽象名詞・固有名詞から普通名詞への転化
  (a)種類
     Kindness is a virtue. (親切は一つの徳です。)

  (b)実例
     She was once a beauty. (彼女はかつては美人でした。)

  (c)行為
     He did me many kindnesses. (彼はいろいろ親切なことをしてくれました。)

  (d)行為者
     His majesty’s visit. (陛下の行幸)

 

参考
英文法の泉   http://www.e-bunpou.net/meisi-syurui.html
英語学習     http://eigogakusyu-web.com/grammar/049/
英文法基礎講座 http://fromexperience.info/grm/meishi.html
英語ニューハンドブック  研究社

 

ORG: 2017/10/1