to不定詞の副詞的用法
to不定詞の副詞的用法(Adverbial use of to-infinitive)
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to不定詞の副詞的用法について考えます。
to不定詞を副詞的に使う場合の基本的な意味は、「~するために」 ですが、日本語に訳するときはその他に、「~して、~するとは、~するなら」などと訳すこともあります。動詞や、形容詞、副詞自身を修飾します。ここでは、意味の上から分類してみましょう。
1. 目的を表す
目的を表す使い方をし、「~するために」という意味を持ちます。
○ He works hard to pass the patent attorney examination.
「彼は、弁理士試験に合格するために一生懸命勉強します。」
2. 原因を表す
原因や理由を表す使い方をし、「~して」という意味を持ちます。
○ I am sorry to have kept you waiting.
「(あなたを)お待たせしてすみません。」
この種類の不定詞は、感情を表す形容詞 glad,sorry や、動詞 rejoice,weep などを伴うことが多いです。
3. 条件を示す
条件を表す使い方をし、「もし~するなら」という意味を持ちます。
○ You will be punished to do so.
「あなたは、もしそうしたら罰せられます。」
4. 理由を示す
理由を示す使い方をし、「~するとは」という意味を持ちます。
○ He must be very rich to buy that.
「あれを買うとは、彼はお金持ちに違いない。」
5. 結果を示す
結果を表す使い方をし、「そして~」のような意味を持ちます。
○ He went there only to be killed.
「彼はそこに殺されに行ったようなものです。」
このような結果を表す不定詞には、”only” がよく付きます。また、動詞 “live”、”grow up” 、副詞”only”、”never” などに伴うことが多いです。
6. 程度を表す
程度を表す使い方をし、「~ほど」のような意味を持ちます。
○ This is too difficult to understand.
「これは、とても了解できないほど難しいです。」
7. 形容詞の内容を限定
不定詞の直前の形容詞の内容を限定して、「~するのが」 のような意味を持ちます。
○ It is difficult to read this old document.
「この古文書は読みにくいです。」
参考
英語ニューハンドブック 研究社
英文法の泉 http://www.e-bunpou.net/futeisi-fukusiteki.html
参考書より分かりやすい英文法解説 http://e-grammar.info/infinitive/infinitive_04.html
ORG:2017/10/11