句と節(Phrase and clause)
句と節(Phrase and clause)
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文章(sentence)とは、まとまった1つの考えを言い表す言葉の集まりで、語(word)と句(phrase)、節(clause)の3つの成分からなります。語については、別項で述べますが、名詞や形容詞、動詞などの8品詞をいいます。ここでは、句と節について考えて行きましょう。
句と節とは、2つ以上の単語がまとまって、1つの品詞と同じような働きをする語群のことです。
1.句(phrase)とは
句は、内部にS+Vの関係が無いものをいいます。句には、名詞句や、形容詞句、副詞句、動詞句、前置詞句、接続詞句、間投詞句などがあります。
(1)名詞句(Noun phrase)
他の前後の言葉に対して、名詞と同じ働きをするもので、通常「 ~すること 」を意味します。次のような種類があります。
(a) 不定詞
(b) 疑問詞+不定詞
(c) 動名詞+付属語句
(2)形容詞句(Adjective phrase)
形容詞と同じ働きをし、名詞、代名詞を修飾します。次のような種類があります。
(a) 前置詞+名詞
(b) 不定詞
(c) 後置分詞+付属語句
(3)副詞句(Adverbial phrase)
動詞、形容詞、他の副詞、または文全体を修飾する副詞と同じ働きをします。 次のような種類があります。
(a) 前置詞+名詞
(b) 不定詞
(c) 分詞+付属語句
(d) 対語
(4)動詞句
動詞に前置詞などの語が付属して動詞の意味を持ちます。次のような種類があります。
(a) 自動詞+前置詞
(b) 他動詞+目的+前置詞
(5)前置詞句
複数の語が集まって、前置詞の役割をします。
/in front of, /by means of, /according to
(6)接続詞句
複数の語が集まって、接続詞の役割をします。
/as if, /as well as
(7)間投詞句
/by heaven!, /dear me!
2.節(clause)とは
節は、内部にS+Vの関係があるものをいいます。名詞節や、形容詞節、副詞節があります。節には、文全体の主語と述語動詞からなる主節と、従属的な役割をする従属節、対等の役割をする独立節とがあります。
(1)名詞節(Noun clause)
名詞のように文の主語・目的語・補語の働きをします。
We don’t know exactly when Japan wolves are extinct.
我々は日本オオカミがいつ絶滅したかを正確には把握していない。
この英文では when 以下の文(節)が、know の目的語の役割をしています。つまり1つの名詞の役目を果たしているので、名詞節になります。when以下はその事と置き換えられますのでこれ全体で目的語になります。
(2)形容詞節(Adjective clause)
名詞、代名詞を修飾する形容詞と同じ働きをします。
(3)副詞節(Adverbial clause)
主節に対しての因果関係、条件、時、場所、目的、様態、程度などを表現します。
参考URL
http://eigogakusyu-web.com/grammar/005/
http://t.vairaagya.com/phcla.html
参考文献
英語ニューハンドブック 研究社